今日は、知っているようで知らない京都の「花街(かがい)」について紹介したいと思います。
花街とは、舞妓さん・芸妓さんが芸や客との歓談を行う「お茶屋」が集合している街のことを指します。
京都には花街と呼ばれる5つの街があり、祇園甲部、祇園東、先斗町、上七軒、宮川町の5つの花街を称して「五花街」と呼ばれています。
祇園甲部(ぎおんこうぶ)
江戸時代初期に「祇園さん」の名で知られる八坂神社の門前で水茶屋を営業したのが花街の始まりといわれています。現在も八坂神社の門前町として栄えています。
特徴としては、その知名度が圧倒的に高いことでしょう。そもそも祇園という地名はこの地域を発祥として江戸時代に生まれました。現在も「祇園」という地名は、特にこの「祇園甲部」のことを指すことが多いです。
祇園甲部のメインストリート、「花見小路」は、多くの観光客で賑わいます。お茶屋さんの数、規模に関しても、他を圧倒するところがあり、ぜひ行っておきたいところです。
舞踊は井上流一筋で、春には40年以上の歴史を誇る「都をどり」、秋には「温習会」の公演が行われ、多くの観光客に愛されています。